長女カナ、特別授業で楽器を習う

長女カナが、楽器を習うことになった。
3学年になったので、楽器の「特別授業」に申し込めるようになったのだ。

ドイツの小学校では音楽の授業で楽器を習わないので、子どもが使用できる楽器は
当然ながら学校にはない。またはあっても数が少ない。
長女カナの場合、毎週火曜の昼休み中に、小学校と隣接している音楽学校へ
皆と一緒に行って習うということ。

帰宅時間が変わらないし、親が送り迎えする必要もないから嬉しい限り。
最初の1ケ月の間にいくつかの楽器を試して、習いたい楽器を自ら決める。
長女カナが選んだ楽器は、「ハックブレット(Hackbrett)」という打弦楽器だった。
とても美しい幻想的な世界が広がるような音色で、民族博物館などに行くと、
カルテットの1楽器として小コンサートで聴く機会がある。
(音色:YouTubeより)https://www.youtube.com/watch?v=4LvZTYcvAhs

音楽学校から1人1台が割り当てられ、火曜の授業後に自宅練習用として持ち帰る。
子ども用なのでギターより小さいし軽いのだが、本体は木製で、
落としたりどこかにぶつけようものなら、すぐ壊れてしまう。
高価なものなので、5歳の末っ子ファビがいる我が家としては、それなりに気を使う。
とはいえ、楽器を自ら購入する必要がなく、しかも音楽学校の講師から習えるなら、
月額費用として月々4千円が発生するのも納得できる。
こうして長女カナは初めての楽器を習い始めた。